2025年12月、日本透析医学会は「慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常の診療ガイドライン(2025年改訂版)」(以降、本GL)を公開した。前版から約13年ぶりの改訂で、治療の個別化を意識した内容となっている。 10年以上が経過し、複数のカルシウム(Ca)非含有リン(P)吸着薬や、P吸収阻害薬のテナパノル(商品名フォゼベル)といった新薬が登場したほか、透析患者の3分の1以上がCa受容体作動薬(カルシミメティクス)を使用しているなど、診療は大きく変化した。また、日本では欧米と比べて、副甲状腺ホルモン(intact PTH)の目標値が著しく低いことが従来から指摘されている。これらを受け、本GLでは状況の変化に応じて情報をアップデ