2026年3月23日、抗悪性腫瘍薬リソバリシブメシル酸塩水和物(商品名ハイツエキシン錠10mg)の製造販売が承認された。適応は「癌化学療法後に増悪したPIK3CA遺伝子変異を有する卵巣明細胞癌」、用法用量は「成人に1日1回40mgを空腹時に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する」となっている。 卵巣悪性腫瘍は女性生殖器悪性腫瘍の中でも死亡者数の多い癌の1つで、患者数は増加傾向にある。卵巣癌の組織型は、漿液性癌、明細胞癌、類内膜癌、粘液性癌、悪性ブレンナー腫瘍、漿液粘液性癌、未分化癌に分類されており、中でも明細胞癌は卵巣癌の約25%を占めている。 卵巣明細胞癌は、約半数が卵巣癌I期と進行例は少ないもの