血中循環腫瘍DNA(ctDNA)を測定する「Signatera」診断システムが大腸癌に対して6月に製造販売承認され、分子的残存病変に基づいた個別化周術期治療の臨床導入が近づいている。ASCO 2026では、ctDNAの変動パターンが、術後療法をどこまで継続するかなどの方針決定に有用である可能性が、大規模前向き観察研究GALAXY試験の付随研究から示された。具体的には2回の測定で、ctDNAの陰性が持続していた患者とクリアランスが達成された患者では、3カ月と6カ月の術後療法期間が違っても無病生存期間(DFS)に有意な差を認めなかった。2回の測定ともctDNAが陽性でもctDNAレベルが低下した患者では、6カ月投与のDFSが3カ月投与に比べて良好だった。