B型肝炎を機能的治癒に導く可能性を持つ新薬の登場が近い。アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)製剤のベピロビルセン(Bepirovirsen)だ。厚生労働省により「先駆的医薬品」に指定されている同薬は、2026年2月に世界に先駆けて日本で製造販売承認が申請され、早ければ今年の秋頃にも国内で承認される見込みだ。 B型肝炎は、原因ウイルスであるB型肝炎ウイルス(HBV)が持続感染に至ると肝硬変に進展する可能性があり、その後は年率5~8%で肝細胞癌が発生する。治療薬としては現在、インターフェロン(IFN)製剤(2011年以降はペグインターフェロン[Peg-IFN]製剤が主流)と核酸アナログ製剤が使用可能となっている(図1)。ただ、これら