日経メディカル編集長の江本哲朗です。このたびは令和8年熊本地震により被災された皆さまに謹んでお見舞いを申し上げます。 ちょうど10年前の2016年にも最大震度7の震災が起きました。当時の日経メディカルの特集(2016年6月号)を読み返すと、深部静脈血栓症(DVT)/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)が震災数日後から数多く発生していたことが分かります。震度7の地震が続けて2回起きたことで、その後も続く余震への恐怖が5万台を超える「車中泊」に誘導した──。深部静脈血栓症の発症者が増えたのは、こうした現象が一つの原因だとされています。 今回も本震後に余震が数多く発生しています。さらにこの真夏の環境下