5mm未満の膵嚢胞は「良性」に分類され、再検査の対象にならない。しかし、精査の結果、約3割が膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)と診断された──。第65回日本消化器がん検診学会総会(会期:2026年6月26~28日、開催地:横浜市西区)で、日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部の田澤佑季氏が報告した。 膵嚢胞は膵癌のリスク因子と考えられている。しかし、日本消化器がん検診学会の「腹部超音波検診判定マニュアル 改訂版(2021年)」で再検査の対象とされているのは、超音波画像所見で最大径が5mm以上の膵嚢胞であり、5mm未満は良性病変に分類されている。一方で、近年は、超音波診断装置の性能向上により、5mm未満の小病変が指摘される機会が