腹腔鏡下結腸癌手術において、体腔内吻合が体腔外吻合と同等の3年無再発生存(RFS)率を示す可能性が分かった。腹腔鏡下大腸切除研究会が行った多施設共同前向き観察研究であるICAN試験の結果から明らかになった。2026年4月23日から25日にかけて札幌市中央区で開催された第126回日本外科学会定期学術集会で、市立大津市民病院一般・乳腺・消化器外科統括診療部長の田中慶太朗氏が発表した。 結腸癌手術における体腔内吻合は、現在主流の体腔外吻合に比べて授動範囲を短くでき、切開創が小さく蠕動回復も早いなど、低侵襲性に勝るとされる一方、吻合を体腔内で行うことによる感染や腹膜再発のリスク増加が懸念され、長期成績の検証が求められて