私もよく参加する薬理学担当教員の会議で、「PPAR(peroxisome proliferator-activated receptor)の和訳をどうすべきか」が議論されることがあります。PPARは皆さんよくご存じですよね、3種のアイソタイプ(α、β[またはδ]、γ)が存在し、脂質異常症の治療に用いられるフィブラート系薬剤はPPARα、糖尿病の治療に使うチアゾリジン系薬剤の作用点としてPPARγがありますのでよく目にすると思います。 ですが、実はPPARの和訳は確定していないのです。それがなぜ会議で話し合われるかというと、きちんとした試験問題で扱う場合、「PPAR」という英略語だけを記載するのではなく、「PPAR(和訳名)」という形で示す必要があるからです。