前回、3つの「配り」がペイシェントハラスメント(以下、ペイハラ)を遠ざける、という内容を書かせていただきました。 「目配り」「気配り」「心配り」──この3つは、単なる接遇の言葉ではありません。医療現場においては、患者・家族との不要な摩擦を減らし、職員と医療の質を守るためのリスクマネジメントでもあります。そのことを、あるレストランで受けた素晴らしい接遇を通じて、私は改めて実感しました。 ところが、その2週間後、まったく逆の体験をすることになりました。 研修医の歓迎会で、ある居酒屋を訪れた時のことです。 予約時間に合わせて店に入りました。ところが、玄関周囲には誰もいません。