今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO 2026)のプレナリーセッションで、肺癌に対する2つの試験結果が発表された。1つは日本も参加した第3相LIBRETTO-432試験で、II-IIIA期のRET融合遺伝子陽性非小細胞肺癌(NSCLC)の術後補助療法として、RET阻害薬セルペルカチニブは、プラセボに比べて無イベント生存期間(EFS)を有意に改善できることが明らかになった。中国で行われた第3相HARMONi-6試験では、未治療の進行扁平上皮NSCLCに対し、PD-1とVEGFを標的とする二重特異性抗体ivonescimabと化学療法の併用療法は、抗PD-1抗体チスレリズマブと化学療法の併用療法と比較して有意に全生存期間(OS)を延長したことが示された。